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日本の運転免許証でバージニアの運転免許証をゲットできます！
最近はバージニアで運転免許証取得のための学科試験・実技試験を受けなくても、日本の運転免許をそのままアメリカの運転免許に書き換えることができるようになりました。なんて良い時代になったのでしょう！（交通法規が異なるのに・・・。）書き換えの手続きは少し面倒（試験を受けた方が時間的には早いかも・・）ですが、以下、MYさんが最近の経験を詳しく教えてくださいましたので、皆さん、どうぞ参考になさってください。MYさん（と、ご協力くださったYAさん）どうもありがとうございました！
♫以下、MYさんにご投稿いただきました♫
参考ウェブサイト：「米国における自動車運転の手引き」 （在アメリカ合衆国日本国大使館発行）
Drivers-handbook_for_DC_MD_VA.pdf (emb-japan.go.jp)
●出国前に準備しておくこと
◎ 代理人（申請者が渡米後に、日本で自動車安全運転センターに手続きに行ってもらう人）を決める。Y家は妻の母に頼みました。
◎ 代理人に委任状を渡しておく。（夫婦ともに申請する場合はそれぞれ必要）
委任状のリンク（委任状2019.4.24.pdf (jsdc.or.jp)）
◎ アメリカへの郵便は手書きの宛名では出せないので、アメリカでの住所がわかっている場合は、代理人用に事前に郵便局の国際郵便マイページサービスのアカウントを作成して住所を登録しておいてあげると親切かと思います。
国際郵便マイページサービス | 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)
◎ Y家はそこまで思い至らなかったのですが、申請用紙を事前に手に入れて、必要事項を記載して代理人に渡しておいた方が親切だったと思いました。（申請用紙に免許番号や電話番号を記載する個所があり、代理人が困ってしまいました。）
◎ Y家は渡米してからホテルなどで必要書類を印刷できるか不安だったので、事前に日本で印刷できるものは印刷して持って行きました。
a. DL-7（dl7.pdf (virginia.gov)）
b. 日本の運転免許の翻訳が不要であるという説明文章（000566794.pdf (emb-japan.go.jp)）
c. 個人情報取り扱いに関する同意書（consent-form-personal-info.pdf (emb-japan.go.jp)）
d. DL_1P(Driver’s License and Identification Card Application (virginia.gov))
a,c,dは上述の「米国における自動車運転の手引き」にもリンクが載っています。
DL_7, DL_1PはDMVにも置いてあると思います。
● アメリカに来てからの手続き
① DMVで試験免除での運転免許取得申請をする
シャーロッツビルのDMVはこちらです（DMV Customer Service Center of Charlottesville, Virginia | DMV.ORG）
事前予約はしませんでした。月曜日の午前中に行きましたが、建物の外に数人順番待ちをしていました。そこまで待たずに中に入ることができました（コロナ禍前だと受付に到達するまでに2時間くらい待つこともあったそうです…）。受付で試験免除での運転免許取得申請に来たことを告げて、番号札を貰いました。番号を呼ばれた窓口でその後の申請を行いました。
（持って行った書類）
・ 申請書：DL_7（dl7.pdf (virginia.gov)）
・ 日本の運転免許証
・ パスポート、ビザ、DS2019、I-94（渡米後に印刷）
・ バージニア州居住証明書類（例：ガス・電気・水道・電話料の請求書等発行から２か月以内のもの，住居の賃貸借契約書（リースアグリーメント）等） ※Y家はリースアグリメントを持って行きました。
・ 日本の運転免許の翻訳が不要であるという説明文章（000566794.pdf (emb-japan.go.jp)）
大使館の手引きにはDL_7と日本の免許証だけでよいと書いてありますが、窓口の人によって提出を求められる書類が違うという話を聞いたので、色々と持って行きました。
② 代理人に、運転免許経歴証明書を取得してもらい、アメリカに郵送してもらう
運転経歴に関する証明書の申請方法や自動車安全運転センターの所在地一覧などのリンクはこちら（申請方法｜自動車安全運転センター (jsdc.or.jp)）。委任状はこちらのページからもダウンロードすることができます。
申請費用が一通670円かかります。
前述しましたが、申請書に免許証番号や電話番号を書く欄があるため、事前に代理人に必要事項を教えておくか、申請書を書いて渡しておいた方が良いです。
申請の当日に受け取ることはできず、郵送か後日再度窓口に受け取りに行くかになります。
郵送の場合1-2週間かかるそうです。
（Y家は母が直接受け取りに行ってくれました。）
③ アメリカ合衆国日本国大使館領事班に「運転免許経歴証明書（原本）」と「個人情報取り扱いに関する同意書」を郵送
無事に日本から国際郵便が届いたら、「運転免許経歴証明書（原本）」と「個人情報取り扱いに関する同意書」をアメリカ合衆国日本国大使館領事班に郵送します。
Y家はCertified Mailを利用してみましたが、封筒は自分で用意しなくてはならないので、後から考えるとPriority mailでも良かったような気がしています。いずれにせよ、追跡できた方が安心かと思います。
参考にしたHP: 「書留」で郵便を出してみよう！大事な書類などを送る場合や政府機関に送る際は利用したほうがベター | TAEKOのOCへいこう！ (design-penguin.com)
アメリカ郵便公社USPS 書類の国内郵便で一般的な3つの郵便の種類 | Amazing Moments of Life
④ 大使館からEメールが届く
大使館とDMVの間で運転免許の真正性と有効性の確認手続きが完了次第、大使館からEメールが届きます。（DMVの方から大使館に申請者の運転免許経歴を照会する連絡が行き、大使館が真正性と有効性を確認してDMVに通知するという流れのようです。）
Y家の場合は書類が領事班に届いてからEメールが来たのは2週間後でした。
※トラブルケース１
A家はご夫婦で同時に申請をしたものの、奥様の方にEメールがいつまでも来ず、おかしいと思って確認したところ、DMVが旦那さんの方の書類しか申請手続きを処理していなかったという事があったそうです。（DMVから大使館に奥様の運転免許経歴の照会が行かなかったためいつまでもメールが届かなかったという事です。）奥様はもう一度DMVに申請をし直しに行ったとのことでした。
⑤ DMVから技能試験と学科試験を免除する旨の承認書が届く
大使館からEメールが来てから1-2週間程度でDMVから承認書が届きます。
大使館からのEメールにも「2週間経っても承認書が届かない場合には，申請手続を行ったＤＭＶカスタマーサービスセンターに直接お問い合わせください。」と書かれています。
※トラブルケース２
Y家はDMVからの承認書が夫の分しか届かず、妻の承認書が3週間たっても届かなかったためDMVの窓口に直接確認に行ったところ、「名前の似ているアメリカ国内の別人に間違って送られている」という事がわかりました。名前違いの郵便のトラブルは結構あるそうです・・・。
⑥ DMVに再度申請に行く
承認書が届いたら、以下の書類を持って再度ＤＭＶに手続きに行きます。（Ｙ家は今回も予約はしませんでした。）
（持って行った書類）
・ DMVから届いた承認書
・ 申請書：DL_1P(Driver’s License and Identification Card Application (virginia.gov))
・ パスポート、ビザ、DS2019、I-94（渡米後に印刷）
・ バージニア州居住証明書類2点（例：ガス・電気・水道・電話料の請求書等発行から２か月以内のもの，住居の賃貸借契約書（リースアグリーメント）等）
・ SSN（social security number）※
※Y家もA家も妻はJ-2ビザでSSNを持っていなかったため、SSNオフィスで「denial letter」（SSNが無いことを証明する書類）を発行して貰って、それをDMVに提出しました。
窓口で必要書類の確認が終わると、その場で視力検査と写真撮影をします。（各窓口に機械があるので便利です。）最後に免許発行費用の20ドルを支払うと、その日は仮の免許が発行され、後日写真入りの免許証が自宅に届くと言われます。
Ｙ家は前述のとおり妻の承認書が届かなかったので、窓口で直接確認したところ、郵便の送り間違いが発覚したのですが、その他の必要書類を全部持って行っていたためにその場で手続きをしてもらえました。
視力検査は日本の方式と違って、アルファベットが書いてあり、指定された列の文字を答える方式でした。Ｙ家妻は「right」と「light」を聞き間違えて「光はオレンジ色です」などと訳の分からないことを答えましたが「perfect」と言われて検査が終了しました。
⑦ 自宅に免許証が届く
DMVでの申請が終わってから1週間程度で免許証が届きました。
ご参考になれば幸いです。
